2010年11月23日(火・祝)、(財)健康・体力づくり事業財団主催の健康運動指導士向けの講習会が、東京・有明にて開催されました!
午後からの講習会で、<相撲の動きから学ぶ体幹強化「シコ」「てっぽう」「柔軟体操」>という題目の2時間講習で、講師を務め、約40名が受講してれました!
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シコの練習もたっぷり。さすが指導者の皆さん。慣れるのが早いです。
「国技」と呼ばれながら、極端に少ない競技人口。そして、多くの方が、シコの正しい踏み方を習ったことがありません。トレーニング用語で言えば、「シングルレッグスクワット」に近いトレーニングです。
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まずは基本姿勢から。<腰割り>では、骨盤を立てた正しい姿勢で。
これは、バレエやピラティスとも共通した概念。
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皆さん、テッポウにも挑戦。上体や腕のみならず、体幹が強化されます。
右手と右足を同時に前に出す「同側の動き」にも徐々に習得。
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そして最後に蹲踞(そんきょ)。正しい姿勢のバロメータです。
受講者の皆さんから「最近の子供達は蹲踞ができない」との声も多く聞かれましたが、シコ・蹲踞・柔軟体操を日々実践することで、子供なら(=若ければ若いほど)柔軟性を回復できます。
受講生の多くが健康運動指導士の資格を持った方で、全国津々浦々の体育施設やフィットネスクラブ等での指導者しています。
相撲のシコ・テッポウ・摺り足などのエクササイズは、<特徴1>自分の体重を利用したトレーニング<特徴2>同側の動きを重視した日本独特トレーニングであり、筋トレ・バランス感覚・ストレッチ運動の3つの要素をづ時に行うファンクショナルトレーニングと言えます。女性のヒップアップや高齢者の転倒予防にも効果的です。
高齢者や初心者にも対応できる「シコ簡易版」も伝授しました。参加者の中には「アスリートや子供への指導にも活かしたい!」という人もいました!嬉しいです。参加者の皆さんが職場に戻って、シコ・テッポウをはじめとするエクササイズを活用していただけたら幸いです。日本には、こんなに素晴らしいエクササイズがあります。
健康運動指導士向けの講習会は、今回で3回目。やる気のある参加者が多かったので楽しかったです。皆さん、明日あたりにお尻と腿の筋肉痛が出ることでしょう。最後にみんな一緒にシコ20回を踏んで終わりました。
サンテプラス
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坂田